東京都渋谷区の施設Bunkamura内にある劇場、『シアターコクーン』。
演劇はもちろん、歌舞伎やコンサートも開催されることもある人気の劇場です。
今回は、この『シアターコクーン』の座席からの見え方を徹底解説します!
立ち見やコクーンシートについても解説しますよ~。
↓同じBunkamura内にある「オーチャードホール」の座席からの見え方についてはこちらにまとめてあります。
シアターコクーン座席表
まずは座席表を確認してみましょう。
↓こちらがシアターコクーン座席表です。
シアターコクーンは、1階席・中2階・2階席の3つエリアに分かれており、総座席数は747席となっています
非常にコンパクトな空間なので、一体感を楽しめる劇場と言われています。
1階席は、一番前にXA列・XB列・XC列、その後ろにA列~T列と続き、前後列は23列。
そして、C列~H列の両サイドに1階バルコニー席が設けられています。
中2階は、両サイドに1番~26番までの26席。
2階席は、A列~E列までの5列と、両サイドに1番~18番までの2階バルコニー席があります。
中2階、2階のバルコニー席は1列ずつしかなく、横幅は狭いです。
↓舞台から見たホールの雰囲気はこんな感じ。(女優の安宅洋子さんのインスタ画像です)
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公演によっては、舞台を360°取り囲む座席構成の場合もありますが、今回はこの標準の座席表での見え方について解説します。
それでは、1階席から順に見え方をチェックしてみましょう。
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シアターコクーン座席見え方 1階席
シアターコクーン座席見え方 1階席XA列~A列
ここは最も舞台に近いエリアとなっていて、演者やアーティストの方々と目と鼻の先にいるような、臨場感あふれる席です。
最前列である1階席XA列に座った方は、
「迫力がすごかったし、近すぎて手の爪とか普通に見えるくらいでした!」
と予想以上の近距離だったようで、
「これから先、こんなに近くで○○さんを見れる機会はもうないかも、本当に幸せでした」
と感慨深げでした。
ただこの4列は、床がフラットとなっているため、
・前の座席の利用者に視界が重なる場合がある
という意見も上がっています。
しかも、座席は前列と交互になっていないのでなおさらです。
まあ、それでも、ステージの高さもあり、そもそも舞台を見上て鑑賞する座席の高さなので、そこまで気にならないという方もいますが、事前に意識していったほうがいいポイントでしょう。
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シアターコクーン座席見え方 1階席B列~T列
5列目であるB列以降からは段差ができます。
なので、前の人に視界を遮られたくないという方は、B列以降の座席にされた方が安心ですね。
その中でも、D列までは、
・特に舞台上の演者の細かな部分を特に見たい!
と思っている方にあった距離感となっています。
で、E列~M列あたりが、
・舞台全体を楽しむのに適した位置
という考えが全体的に多いです。
舞台全体を楽しみながらも、
1階席G列くらいなら、
「役者さんの息づかいも肌で感じられる」
と距離のようですし、
1階H列12番に座った方は、
「ど真ん中は最高すぎました!」
と感動していたので、この辺はかなり満足度の高い席のようですね。
また、H列とI列の間には通路があるので、I列~K列までも視界にストレスを感じることなく観劇できておすすめですよ~。
後方の席でも、シアターコクーン自体が比較的コンパクトに作られている劇場なので、すごく遠いと感じる方は少ないようです。
舞台正面から1階席の最後列(T列)までは24メートルしかないので、一体感や臨場感を感じることができる洗練された劇場ですね!
ただ、より快適に鑑賞するためには、1階席後方の場合は双眼鏡・オペラグラスなどを用意した方がいいでしょう。
(→ ライブ・観劇には双眼鏡が便利!)
あ、あと、シアターコクーンはけっこう通路を多用してくれるので、通路側の座席の方はけっこう興奮できると思いますよ~。
シアターコクーン座席見え方 1階バルコニー席(BR・BL)
1階席バルコニー席は、上図の赤丸のエリア、左右16席ずつの座席です。
感覚的には、歌舞伎座とか南座などの「桟敷席」に近い感じでしょうかね。
1階席XA列~T列のセンターブロックに比べると、席が横向きに設置されていて、劇場の端から体勢も斜めというか横から舞台を見る形になるので、
・多少見づらい
と言われています。
やはり正面から見るのとは違いますからね。
しかも、舞台側に一番近い9番の座席とかだと、
「最も舞台に近いので、自分側の奥で演技があった場合、死角となって見えないことがある」
「舞台装置にもよるが、手前側がちょっと見にくくなる可能性がある」
という声が聞かれます。
しかしながら、
・1同等列のセンターブロックよりも少し高い位置に設置されている
・1番~8番の前列なら、前の方の頭が邪魔にならない
という点では比較的良席かなと思います。
実際、1階席BR2番で見た方も、
「バルコニーの一番前で見られて感激!」
と感想を述べていましたよ~。
あ、ただ、このエリアは正面の席みたいに両側の通路から入れるわけではなくて、一方からしか入ることができません。
遅れてきたりすると意外と不便で面倒なので、その点は注意した方がいいですよ。
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シアターコクーン座席見え方 中2階(MR・ML)
シアターコクーンの中2階席は、正面の座席はなく、両サイドのバルコニー席だけで、左右どちらも一列のみとなっています。
構造上見る角度が急になってしまい、舞台に近い方の席では、自分側の袖の方が見えない場合があります。
1階バルコニー席のさらに上にあるので、死角となる範囲も広がることになるんですよね。
なので、見切れを気にするのであれば、舞台に近くない方(席番号が大きい方)が安定して見れるかな、と思います。
↓こちら、おそらく中2階MRからの見え方かと。
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実際に座ったことがある方の感想としては、
「全体を通して芝居している部分が見えないわけではないけど、所々見えない!」
とか、
「椅子に深く座れないから、姿勢を伸ばしっぱなしで疲れた」
などと話す方もいました。
しかし、厳しい意見の一方で、
「1列しかない分、前後に人がいなく気分的に楽に見ることができる」
とか、
「舞台上で見たい側がはっきりしていたから問題なかった」
という意見もありました。
前後に人がいると気になる方や、あらかじめ見たい側が決まっているという方には良さそうな席ですね。
ただ、座席としては前後に人はいませんが、立見券が販売されると、自分の席の後ろに人が立っていることはありますよ~(汗)
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シアターコクーン座席見え方 2階席
シアターコクーン座席見え方 2階席A列~E列
2階席のセンターエリアは、全体の流れや動きを少し引いて鑑賞することができます。
2階席A列(1列目)ほぼ正面の方は、
「めっちゃ見やすかった」
と言っていましたよ。
一応、舞台を降りて演じる場面があると、一部見えない場合もあったりします。
しかし、それを体験した方でも、
「そこまで不都合は感じなかった」
と話していましたし、
距離的な問題も、
「オペラグラスを利用すれば、細かな表情なども楽しめた」
(→ ライブ・観劇には双眼鏡が便利!)
という方が多いので、双眼鏡・オペラグラスがあれば舞台との距離間に悩まされることは少ないようです。
↓2階席からの見え方
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ただ、中には、
「2階席B列(2列目)でなかなか良い席だと思ったけど、いざ座ってみたら前に大きな方がいてほぼ見えませんでした・・・」
という方も(;;)
みなさんは行かれるときは大丈夫であることを祈ります・・・。。。
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シアターコクーン コクーンシート見え方は?
セットの形や舞台の使い方によって見やすい場所というのは変わるものなので、コクーンシートのエリアも公演によって変わります。
が、調べた範囲では、2階のバルコニー席であることが多いので(主催公演の場合)、ここでは、
『コクーンシート=2階バルコニー席』
として解説しますね。
「この劇場のコクーンシートは本当に見にくい。一度座ってからはもう座っていない」
「コクーンシートは本当に見にくい。手すりが視界に入るし、手前や奥で芝居をされると見切れが出ます」
「2階席から見下ろすので、中2階以上に死角や隠れてしまう場所が多くなる」
「舞台の3分の1くらい見えなかった」
など、まず見切れ面での問題があります。
角度的な理由だけでなく、誰かが前のめりになると全く見えなくなってしまう、ということも原因になっています。
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そしてもう一つ、
「ずーっと横を向いていなければならないので、首や肩がバリバリになります」
「立ち見で後ろに立っていた方が、体勢を変えられる分まだラクです」
という姿勢面でのつらさを指摘する声も(;;)
ただし、お値段を考えると致し方ないという考えの方も多いです。
「舞台が見切れて見えないこともありますが、その分初めから安く販売されているので・・・」
ということですね・・・。
それに、
「コクーンシートは1列しかないので、前に人がいないので遮るものなくストレス無く見れる」
「舞台袖や奈落が見えることもあって、他の席では見えないとこも見れてそれはそれで良い」
「値段は安いし、姿は見えなくても声は聞こえるし、特定の誰かが絶対見たい!とかでなければそれなりに楽しめる」
という感想の方もいましたよ~。
なので、メリットとデメリットを考えて、楽しめるかも!と思われる方は選択する価値ありだと思いますよ。
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シアターコクーン 立ち見はどんな?
さて、最後にシアターコクーンの立ち見での見え方についてです。
立ち見の場所は、中2階バルコニー席(MR・ML)の後ろか、2階のバルコニー席の後ろに設けられます。
なので、見え方もそれぞれのエリアとほぼ同じで、
・舞台を横から見る形になり、
・自分側の舞台端は死角になる
ことになります。
実際に立ち見で見たことがある方の感想を見ると、
「さすがに3時間30分立ちっぱなしは疲れた」
「見ている最中は気になりませんでしたが、終わってみたらどっと疲れた」
という疲れた系の内容が多いです。
格安の料金で舞台が見られるのはかなり魅力的だと思います。
ですが、死角についてもそうですが、体力面でもそれなりの覚悟は必要かなと思います。
体調を整えて挑んでください。
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