2010年に上本町に移転した大阪新歌舞伎座。
・新しくなったけど座席からの見え方はどうなの?
そんな方のために、大阪新歌舞伎座の座席からの見え方について解説します。
座席・エリアによって長所短所があるので、ご自身に合った座席選びの参考にしていただけたらと思います。
大阪新歌舞伎座 座席表
まずは座席表をチェック!
↓こちらが大阪新歌舞伎座の座席表です。
大阪新歌舞伎座は、約1400席の意外と小さめの劇場です。
1階席~3階席まであり、2階席・3階席は舞台に向かってせり出すようなU字形になっています。
↓舞台から見た客席はこんな感じです。
大阪初日、無事に開けました!!
新歌舞伎座1400席が超満員。
ありがたい事です。
カーテンコール盛り上がりましたね!
明日はBLUEの初日
28日まで応援宜しくお願いします🤲#ジャージーボーイズ#新歌舞伎座 pic.twitter.com/87IbNaXXPZ— 福井晶一(shoichi fukui) (@shouichifukui) 2018年10月24日
公演によっては花道がない場合もあります。
↑花道なしの場合、このように花道の部分も座席として使用します。
花道の有無は、公演別客席情報を確認するようにしてください。
それでは各階別に、座席からの見え方を解説します!
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大阪新歌舞伎座の座席からの見え方 1階席
大阪新歌舞伎座の1階席は、縦が19列、横は左右の桟敷席+1~42番で、かなり横長になっています。
場内の段差は、階段上ではなく緩いスロープ状です。
段差ではないので高齢の方でも比較的安全ですね。
座席からの見え方については、
・1階席はステージと客席の距離が近く迫力がある!
と言われています。
ただ、
1階席は傾斜が緩いので、前に座高が高い人が座ると視界が遮られることがあります。
とも言われています(;;)
また、他の劇場同様、
1階席1列5番、
「席は目の前に音響設備があって、舞台の右側1/3くらいしか見えなかった」
1階席1列38番、
「舞台をかなり斜めに見ることになり多少首がだるくなる」
「上手舞台奥は見えないことがある」
とのことです・・・。
しかしながら、同時に、
・自分側の役者さんはよく見える
・たまに見えなくてよいもの(舞台そでの無効)まで見えることがありますが、それはそれで楽しい
・やはり1列目なので臨場感はある!!!
とのことなので、最前列の場合は短所を理解しつつ楽しむのもいいかもしれません。
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4列目以降は良い感想が目立ちます。
1階席4列18番、
「よく見える。良い席です」
ただし、15列目くらいになると、少し距離が出てきます。
1階席15列センター、
「見栄を切った時の顔の表情とかが、ちょっとわかりづらい。オペラグラスがあった方がいいと思います」
「歌手のショーなどだと15列目でも十分楽しめますが、表情をはっきり見たいとなると正直きびしいかも」
1階席17列29番、
「舞台全体がよく見渡せる席」
「離れた席は舞台装置や照明効果などがよく分かり、作品としての理解がしやすいのでいいですよ」
「肉眼だと距離を感じるかもしれないので、オペラグラスを用意するといいと思います」
だいたい15列目以降で、それでもはっきりと役者さんの表情などを見たいという方は、双眼鏡・オペラグラスを用意しておくといいでしょうね~
(→ ライブ・観劇には双眼鏡が便利!)
あと、後方の席にも利点があって、
※後方になると距離が遠くなるので役者の表情を肉眼で見ることは難しくなりますが、舞台全体を見渡せるので作品全体は見やすくなります。
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大阪新歌舞伎座の座席からの見え方 1階桟敷席
大阪新歌舞伎座の1階席は、左右の端に一段高くして席がもうけてあり、ここは桟敷席と呼ばれています。
席はステージの方は向いておらず、横の壁を背にして横向きに並んでいます。
・他の座席より数段高く設置してあるので視界はよい
しかし、
・見切れや違和感があることはある
という、賛否両論な感じの席です。
「斜めから見ることになるので最初はちょっと違和感ある」
「自分側のサイドは4分の1見切れた」
「他の1階席より高く設置されてるからストレス無く視界良好!」
「正面から見る時と比べて見えないことも多かったが、その分いつもと違う見方ができた」
ちなみに、花道がある公演の場合は、左の桟敷席の方が花道が近くていいですよ!
花道はどんな感じ?
花道ありの公演の場合、1階席の6番と11番の間に花道がもうけられます。
新歌舞伎座での公演、大阪出身の自分としては感無量でした。
素直に嬉しかったぁ。
沢山のお客様の中、この花道を歩かせて貰える事の有難さと贅沢さ。
そして、大阪にも素敵なお花が!幸せ者だ。
挨拶出来なかった皆様、本当に申し訳ありません(T_T)
ご来場下さった全てのお客様に感謝申し上げます>_< pic.twitter.com/GhfsiACndV— 志村倫生 (@michi_ken2) 2018年4月7日
3列目~6列目ぐらいの位置の花道上に「すっぽん」と呼ばれる小さい舞台があります。
花道をよく使う公演では、このすっぽんから登場するシーンもあったりします。
花道も舞台の一部なので、ただ通り過ぎるだけではなく、立ち止まって演技することもありますよ!
花道上で演じる場合、役者さんはだいたい3列目後ろの位置に立つことが多いので、近くの座席が取れたら、至近距離で見ることができますよ~。
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大阪新歌舞伎座の座席からの見え方 2階席
大阪新歌舞伎座は、2階席でもかなり近いという声がすごく多いです。
「大阪新歌舞伎座は思ったより狭いくて、2階席なのに近いです」
「2階席でしたが舞台との距離が近く、はっきりお顔も見れました」
「2階席の真ん中のあたりなのに、オペラグラスなしでも表情がなんとなくわかる」
「2階席最後列でしたが、近くて驚き」
特に、大阪の他の劇場と比較しての感想が多いです。
「梅田芸術劇場より新歌舞伎座の方が客席と舞台が近い」
「他の大阪の劇場に比べて、2階席と舞台の距離が近いと思う」
その中でも、2階席の最前列は特別席として販売されていて、お値段も高いですが見え方も非常にいいと評判です。
「2階の最前列ならストレスなしに舞台だけに集中できる」
「他の席より座席幅も広くてゆったり見れる」
「1階席より値段が高いですが、やはり見え方も違う!」
と、座ったことがある方はみな大満足の様子です。
ちなみに、2階席の最前列は、1階席の12列目~13列目あたりの真上です。
1階席の12列目~13列目なので、舞台からの距離も十分近いですね。
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2階席2列目以降もまあまあ評判がいいですよ。
2階席2列50〜53席、
「近さを求めるなら1階席の方がいいですが、2階席は見やすくて、2列目からでも肉眼で演者さんの顔が見えます」
2階席2列65番66番、
「真正面ではないので角度はつきますが、見えにくい席ではない」
※しかし、後方エリアや端の席はたまに見切れることもあるようです。
2階席4列目向かって右後方、
「花道が見れず残念」
「2階席だと花道での演技・演出が一部見えないことがあります」
「2階席の後ろの方になると舞台は見えるけどセットの上部が見切れる」
2階席サイドも、
「舞台の1/3位は見切れる。めっちゃ首を捻らないと見れない」
という声も(;;)
↓こちら、2階席左サイドからの見え方と思われます。
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1階席後列と2階席前列ならどっちがいい?
2階席の最前列は、1階席の12列~13列あたりの真上なので、
「1階席も11列より後ろくらいになると2階席の影になる感じがした」
「1階席の真ん中まで2階席がせり出してる」
という声が聞かれ、
1階席と2階席どちらも体験済みの方は、
・1階席の後列と2階席の前列なら2階席をおすすめする
・大阪新歌舞伎座は1階席の傾斜が緩くて後ろはけっこう見にくいため、選べるなら桟敷席か2階席の前の方にする
と話しています。
大阪新歌舞伎座は2階席最前列が特別席になっているくらいですからね。
2階席の前の方は見えやすく作られているはずです。
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大阪新歌舞伎座の座席からの見え方 3階席
大阪新歌舞伎座は、3階席も2階席同様かなり近いという声がすごく多いです。
「大阪新歌舞伎座の3階席は梅田芸術劇場の2階席な感じ」
「3階席でも見やすかったです」
「劇場自体が小さいので3階席でも近い」
「久々に梅田芸術劇場で見たら、いかに大阪新歌舞伎座が客席が近いか改めて実感した」
「3階席なのに役者の顔がはっきり見えてた」
「高さはありますが、ステージはそんなに遠く感じない」
「3階席でもステージがめっちゃ近かった。オペラ忘れても大丈夫。貸し出しもある」
という感想がほとんど。
3階席1列センターに座った方も、
「3階席は舞台が見えにくいかと心配しましたが、行ってみたら出演者との距離が近く感じました」
と言っていました。
高さはあるものの、舞台からの距離は近いんですね。
↓3階席舞台に向かって右側からの見え方
ドリームスリー #パク・ジュニョン #川上大輔 #中澤卓也 #新歌舞伎座
三階席は(^。^;)かなりの高さ! pic.twitter.com/rDV0IcN4rd— ぷっちょ成田 (@narita_navi) 2019年4月19日
けっこう高さがありますね・・・。
↓3階席左サイドからの見え方
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もちろん、2階席同様、
「3階席だったから舞台前方は若干見切れていた」
「3階席、下手サイドだったので、せっかくの花道演出が全く見えず残念」
という声もあります・・・。
そして、3階席でよく見る残念な感想として、
「前の手すりは透明アクリル板だけど、やはり境目は見辛い」
「最前列の手すりが邪魔で見えない」
「舞台全体を見ようとちょっと前のめりになると、すぐにスタッフが背中をトントンとつついて注意に来ます」
「仕方ない部分はあるが、前列のお姉さんたちが見にくい時に一斉に前傾姿勢になるの辛かった」
「大阪新歌舞伎座では、前の席の方が前かがみになると本当に見えなくなります。劇の最中に前かがみで見ている方がいると、係の方が一応注意してくださいますが」
というものがあります。
透明な板のつなぎ目や手すりが邪魔で見えない
↓
前屈みになってしまう
↓
後ろのお客さんが舞台を見えなくなる
↓
スタッフが前屈みの人を注意する
という悪循環なんですね(;;)
3階席にはこんなデメリットもあるので、行かれる方はご注意くださいね。
それにしても、3階席は値段がお安いことで定評があるんですよ!
・3,000円程度で生のステージが見れるので十分お得で楽しめる
・3階席は安いので、何度も同じ演目を見たい人に向いています
・3階席の料金は破格に安い!格式高い雰囲気なのに気軽に行けてしまう
ということで、デメリットを考慮しても3階席は他の会場よりずっと安いので、見に行く価値はおおいにあると思いますよ!
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大阪新歌舞伎座の座席からの見え方~最後に
以前、難波にあったときは敷居の高い雰囲気でしたが、上本町に移転してからはショッピングビルもあったりして身近に感じられる建物になった大阪新歌舞伎座。
座席のつくりもなんとなく庶民的になったと言われています・・・。
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長時間座るにはしんどい椅子。
狭くて硬い・・・。
と言われております。
前後の座席間も狭くて、特に大柄な方は移動が大変という声も聞きますので、気になる方はなるべく通路に近い座席をおすすめします。